店長日記ブログ

<夏の新着イタリアワインその④>歴史に裏打ちされた正統派赤ワイン「マルケージ インチーザ サンテミリアーノ」

蒲郡の酒屋「まん天や」の日記ブログにお越し頂きありがとうございます。
木村です。

8月も残すところあと5日となりましたが、ここに来て暑い日が続いておりますね💦。
先日、少し遅いお盆休みという事でラグーナ蒲郡のプールに行ってきましたが、
この暑さの中、もの凄い多くの人で溢れかえっておりました。

夏休みもあと少しで終わりだからでしょうか、子ども達の姿も多かったです。

 

それでも日が暮れてくると、この猛暑は少し鳴りを潜め、
ヒグラシの鳴き声と共に、ほのかに涼しい風が吹いてくると、
秋の足音が少しずつ近づいているのかなぁと感じます。
暦上では「処暑」も過ぎ、季節の移ろいに少しばかりの物悲しさを覚える夏の夕暮れです。

「夏の新着イタリアワイン」の紹介も本日が最終回。
今回は歴史あるワイナリーが造る正統派の赤ワインのご紹介です。


「マルケージ インチーザ サンテミリアーノ2011」750ml
・生産地:イタリア・ピエモンテ州
・クラス:DOCGバルベーラ ダスティ スペリオーレ
・葡萄品種:バルベーラ
・タイプ:赤・辛口、香りが複雑で上品・やわらかな酸味が食事に合う。
・価格:3,000円(税別)

 

11世紀からの古い歴史を持つインチーザファミリーが、
ピエモンテの代表品種バルベーラを100%使用して造り上げた、
「由緒ある正統派イタリアワイン」です。

香りは、プラム系スパイス系の中に、18ヶ月以上の樽熟成で生まれたバニラ香が複雑に絡み合い、
上品でしなやかな印象が際立っております。

味わいは、最初に渋味がしっかり感じられ、その次にやわらかなコクと酸味がやってきます。
それも決してしつこくなく、キレが非常に良い印象を受けました。

酸味とキレが良いので、食事にも合わせやすく、特に肉料理との相性は抜群です。
個人的には「豚の生姜焼き」のような、和のテイストの肉料理にも合うと思いました!

タンニンが強い「ゴツい系」赤ワインではなく、
やわらかな酸味が売りの「しなやか系」赤ワインだからこそ、
料理の邪魔をせず食中酒として生きてくるんですね☆
皆さんにもぜひ食事と共に楽しんでいただきたいワインです。

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以上、数回にわたって夏の新着イタリアワインを4つ紹介させていただきました。
また来月には秋の新着ワインも入ってきます。こちらもブログで紹介させていただきますので、
ぜひご期待ください!

 

蓬莱泉の吟醸工房に行ってきました。

蒲郡の酒屋「まん天や」の日記ブログにお越しいただき、ありがとうございます<m(__)m>。
木村です。

先日の8/21(月)、豊田市にある蓬莱泉の吟醸工房に行ってきました。

愛車と吟醸工房のツーショット。

 

ここ「ほうらいせん 吟醸工房」は、豊田市の旧稲武地区の山あいにあり、
蒲郡からは有料道路を乗り継いで約2時間弱かかります。

「空」に代表される関谷醸造の「蓬莱泉」ブランドは愛知県設楽町にある本社蔵で醸造されてますが、
この吟醸工房では、関谷醸造が誇るもう一つのブランド、
「酒好きが美味いと唸る酒」をコンセプトにした「一念不動」を醸造している酒蔵です。

一念不動シリーズの代表作「純米大吟醸 山田錦35%」

 

吟醸工房の中にはショップもあり、もちろん一念不動も買う事が出来ます。

 

また、この吟醸工房は一念不動の醸造だけではなく、
お酒のオーダーメイドが出来るサービスもあるのです。

「どんな味のお酒を造りたいか?」そのためには、
どんなお米や酵母を使って、精米歩合や熟成期間をどれくらいにするか、
お酒の名前やラベルデザインをどんな風にするか等、杜氏さんと打合せを行い、
お酒の「設計書」を一緒に作り上げます。

その設計書に基づいてこの吟醸工房で酒造りをしていただくのですが、
途中でオーダーしたお酒の仕込み体験もさせてくれます。

ご結婚のお祝いや還暦祝いなど、人生の節目を記念して、個人的にお酒を造る場合もあれば、
私達のような酒販店が自店のオリジナルブランドのお酒を造る場合など、
色んなニーズに柔軟に対応していただけます。

今回この吟醸工房に私が足を運んだのも、吟醸工房で造っていただいている
当店「まん天や」のオリジナル純米大吟醸「一(いち)」
来季の酒質と販売計画についての打ち合わせを行うためでした。

まん天やオリジナル酒「一(いち) 純米大吟醸 」

 

来季の「一(いち)」は、更に色々なバージョンをお客様に楽しんでいただける様、
特に熟成期間や出荷時期の計画について綿密に打合せを行いました。
担当営業様、杜氏様からも様々なご提案をいただき、
今後の「一(いち)」の展開についての道筋が出来たと思います。

これからは四季の移り変わりによって違った味わいを楽しめる「一(いち)」を目指していきます。
まずは今年の12月にしぼりたて生酒バージョンが入荷してきますのでご期待ください!

帰りはすぐ隣にある「地材料理 山武喜(やまぶき)」さんでお昼ごはん。うめぇ~!(NHKの連ドラの青天目澄子風に)

 

お土産は蓬莱泉の地酒饅頭。吟醸酒が使われており、食べると口の中いっぱいに吟醸香が溢れます!

夏は冷えた泡酒(あわさけ)で!当店のおススメ泡酒(あわさけ)ラインナップです。

蒲郡の酒屋「まん天や」の日記ブログにお越しいただき、誠にありがとうございます。
木村です。

先日、お盆休みを利用して蒲郡から四国まで
ご夫婦で「車中泊の旅」をされるというお客様がいらっしゃいました。

私もその昔、旅行が大好きでしたので、
今から10年以上前、旅日記を書きながら自転車で関西一円を回ってた事がありますが、
自転車を漕ぐのに疲れ、「道の駅」の駐車場で休憩していると、
「車で寝泊まりしながら旅行している」というお兄さんから飲み物をいただき、激励してもらった事を思い出しました。

当時は「車で寝泊まり…。寝れんやろ!」と思っていましたが、
今はその「車中泊」が少しずつブームになっているようです。
最近の車、特にハイトールワゴンやミニバンは座席を倒せたりレイアウトを柔軟に変える事ができるので、
フラットな寝床が確保できて、快適に過ごせて寝泊まり出来るそうです。

車はもう単なる移動手段だけではなく、その居住空間を楽しめるまでに進化してきているんですね!
話を聞いて私もいつか大きい車を買ってやってみたい!と強烈に思いました。

その車中泊の旅をされるお客様が「夜、車の中で乾杯出来る日本酒」としてお買い上げいただいたのが、
越の誉のスパークリング日本酒(泡酒)「あわっしゅ」「あわっしゅドライ」です。

左が「あわっしゅ」、右が「あわっしゅドライ」。甘口で飲みやすく手軽に楽しめる泡酒です。

この「あわっしゅ」シリーズは私も大好きで、
先月末の「蒲郡まつり」の仲間内の打ち上げでも乾杯酒として皆で飲みました!

 

その他にも、当店では蓬莱泉の「やわくちスパークリングシリーズ」が好評です。

左が定番のスパークリング。右が限定品のスパークリング大吟醸。見た目もシャンパンのようで、贅沢な造りの辛口の泡酒です。

 

再栓も出来ます。

 

この「やわくちスパークリングシリーズ」は、
ご家族やご友人への贈り物やお土産としてお買い上げいただくお客様が多いです。

 

当店の泡酒ラインナップのディスプレイです。本物は冷蔵庫に冷えてます。

 

8月もそろそろ後半に差し掛かりますが、まだまだ暑い日が続きます。
他ではあまり手に入らない「泡酒」が、当店の冷蔵庫の中で冷えてますので、
ぜひ旅のお伴に、贈り物やお土産にいかがでしょう。

 

<夢吟香のバケツ稲チャレンジ🌾>害虫・病気の脅威!果たして乗り越えられるか?

蒲郡の酒屋「まん天や」の日記ブログにお越し頂きありがとうございます。
木村です。

先日の台風5号の猛威も乗り越え、
その後も順調に成長しているように見えた夢吟香のバケツ稲達ですが、
稲が大きくなるにつれて、最近は色々な「小さな訪問者たち」によって悩まされております。

8/14時点。風になびくバケツ稲たち。

 

ベランダが賑やかになるのはいいんですが…、
訪問者の中には厄介な輩(やから)も混じっています。
私が気が付いた範囲で紹介させて頂きます。

まずは皆さんもよく見る「蛾(ガ)」です。
朝の水やりの時、飛んでくる水にビックリしたのか、
稲の中からバサバサッと飛び出してきます。

稲に卵でも産んでたんでしょうか…?もし、ガに卵を産み付けられたら、
そこからかえったガの幼虫が稲の茎の中を食い荒らして、
稲の成長をストップさせてしまうそうです。

ガを見かけるようになってからは、
私も稲の中に卵が産み付けられていないかチェックするようになりました。
とは言っても、稲も茎数が多くなってきているので、
目視出来る範囲になってしまうのですが…。

続きまして「ウンカ」です。
こいつらは体長が1cmにも満たないくらい小さいので非常に発見しづらいのですが、
台風5号が来た際、バケツ稲を自室に避難させた時に、
何やら小さいセミのようなものがピョンピョンとパソコン画面にぶつかってくるものがあり、
そいつをよくよく見たらウンカでした。

ウンカ達は梅雨の時期にアジア大陸からジェット気流に乗って日本にやってくる「空の旅人」。
しかしいったん日本に降り立つと、出穂時の稲を食べたり、
「縞葉枯病(しまはがれびょう)」という病気を蔓延させたりと稲に対して悪さをします。
バケツ稲をよくよく見ると、ところどころ既にウンカにやられた形跡があるようです。

ギザギザになった葉っぱ。ウンカに食われたか?

 

「ヒメトビウンカ」が媒介する「縞葉枯病(しまはがれびょう)」の症状!別名「ゆうれい病」と言われますが、その名の通りゆうれいの様に葉がヒョロヒョロと細くなって垂れ下がります。

 

ウンカを放っておくと、せっかく出てきた穂をこいつらに食べられてしまう危険があり、
「ゆうれい病」も他の稲にも感染して、穂が出る前に枯れてしまうかもしれません。

そこでこれ以上被害が広がるのを防ぐため、病気になった葉っぱを切り取って、
その後バケツの水に使い古した食用油を少々垂らします。

酒米の稲だけに、お猪口で油をどうぞ🍶

 

油を垂らした後に稲を揺らしたら、
葉や茎に付いていたウンカが払い落され、水の中に落ちて油に絡まり窒息死するそうです。

元々今回の「夢吟香」という酒米の稲は、「ゆうれい病」に耐性を持っている品種らしく、
症状はある程度のところまでで重症化しないようですが、
台風が来て以来、定期的にお猪口で稲と「油酒」を一献傾けるようになりました。
稲達の健やかな成長のためのゲン担ぎにもなりそうですしね。

そして一番やっかいな訪問客が「カメムシ」です。

こいつです。最初はテントウムシの仲間かと思って微笑ましく見守っていたのですが、調べると実はカメムシでした!

 

カメムシは、稲の穂を食べて傷つけてしまい、お米に斑点状の模様がついて傷んでしまいます。
そろそろ穂が出てくるタイミングを見計らって、蒲郡のこんな狭いバケツ稲にまで来てくれるとは、
ホントに律儀な虫ですよ(+_+)。

「カメムシが出た時は取り除いてビニール袋に入れてゴミとして捨てて下さい」
…と、バケツ稲の質問集には書いてありましたが、
ビニール袋に入れる時に、カメムシ特有の臭いがメチャクチャ臭くて懲りてしまい、
最近では彼らを見つけたら、「デコピン」で飛ばしております(+_+)。

…こんな感じで、穂が出る直前のバケツ稲に目を付けた厄介な輩達が後を絶ちません。
しかし、時にはこんな救世主もやってきてくれます。

赤トンボ。分かりづらくてスミマセン…。

 

「赤トンボ」「塩辛トンボ」が定期的に偵察に訪れてくれます。
トンボはガの幼虫やウンカ、カメムシを食べてくれるので、とても心強いです。
秋の産卵期を控え、食欲旺盛になっているのかもしれませんね。
これからもトンボさん達とタッグを組んで、稲を育てていきたいです🌾。

本日で8月も半分を過ぎました。予定では今月は穂が出る月です。
病気や害虫の脅威を乗り越え、今月中に穂を出す事は出来るのか?
またこのブログで経過の報告をさせていただきます。

<ご連絡>「一念不動 夏生酒 特別純米酒」今季分すべて完売しました。

いつも蒲郡の酒屋「まん天や」の日記ブログにお越しいただきありがとうございます。
木村です。

先日、当ブログにて「残数わずか」のご案内をさせていただいた
夏限定の生酒「一念不動 夏生酒 特別純米酒」ですが、

昨日8/12(土)をもって、
四合瓶(720ml)、一升瓶(1800ml)ともに今季分すべて完売となりました。
ありがとうございました。

とても爽やかで飲みやすい一念不動の夏生酒でした。

年に一度のみ仕込む数量限定品のため、
次回のお目見えが来年2018年の5月頃となります。

入荷次第、こちらのブログで告知させていただきます。
恐れ入りますがご了承よろしくお願い申し上げます。