店長日記ブログ

トンネル貯蔵のひやおろし。蓬莱泉 特別純米「夢筺(ゆめこばこ)」2018年版 入荷しました!

蒲郡の酒屋「まん天や」の日記ブログにお越しいただきありがとうございます。
木村です。

世間一般的に、今年2018年の9月は3連休が多いです!
昨年は「秋分の日」が土曜日だったので、振替休日が発生せず祝日が一日少なくなりましたが、
今年は「秋分の日」が日曜日なので、次の月曜が振休になり、
2週連続で3連休が発生するという「連休ボーナス月」となっております。

まん天やは基本、祝祭日関係無しの「日曜・月曜定休」なので、
連休ボーナス月と言っても営業カレンダー的には関係無いのですが、
幼稚園に通っている5歳の長男はすっかりレジャー気分になってしまったため、
9月一回目の三連休の中日だった16日、大阪の池田市にある「カップヌードルミュージアム」へ、
家族で「日帰りカップラーメン作り体験旅行」に行ってきました。

 

 

今年はカップヌードルが生まれて60周年という節目の年であり、
10月から始まるNHKの朝の連ドラ「まんぷく」の舞台になるからでしょうか。
午前10時過ぎ時点でカップヌードルミュージアムの中は既に凄い混み具合でしたが、
ラーメン好きの子ども達は作られる工程に興味津々。
無事に納得のオリジナルカップ麺をつくる事が出来て、休日を楽しむ事が出来ました。

先月に比べると涼しくなってきましたし、皆様もぜひ秋の行楽シーズンを楽しんでくださいね。

 

…さて、本日は昨日に引き続き秋の季節限定酒「ひやおろし」のご紹介をさせていただきます。
今回は「蓬莱泉」が送る「トンネル貯蔵」のひやおろしです。

蓬莱泉 特別純米 ひやおろし「夢筺(ゆめこばこ)」
・原料米:麹米…夢山水100% 掛け米…チヨニシキ100%
・精米歩合:55%
・アルコール度数:15%
・価格(税別):1,450円(720ml)  2,950円(1800ml)

 

この「夢筐(ゆめこばこ)」のラベルに描かれた「奥矢作トンネル」の絵でも分かるように、
春から夏にかけて半年間「トンネル貯蔵」されたひやおろしです。

このお酒が約半年間寝かされていた「奥矢作トンネル」の中は、
年間通じて気温が12度前後で温度変化も少なく、熟成に良い環境と言われております。

私も今年の7月、特約販売店の方達とこの「奥矢作トンネル」の中を見学させていただきました。
企業秘密という事で、残念ながらトンネルの中の写真はお店出来ませんが、
見学した当日は7月の40度に迫る様な外気温にもかかわらず、
トンネルの中は、まるで鍾乳洞の中のようなひんやりとした冷気と静寂の中で、
色々な種類のお酒達が眠りについており、その中に「夢筐(ゆめこばこ)」のタンクもありました。

そんな熟成に良い環境で夏を越した「夢筺(ゆめこばこ)」の私なりの味わいの評価ですが、
実際に試飲してみました。

今年2018年の出来栄えも良いですよ!

香りも優しく香り、スッキリとクセのない米の味わいと、後味が適度にキレて、非常に飲みやすいです。
先に紹介したひやおろしがそれぞれ持っていたような突出した個性、
例えば香りが華やかとか、濃醇な旨みやトロリとした凝縮感とか、そういう強烈なものは無いのですが、
全ての要素がバランス良く備わっている、スタンダードなやや辛口の味わいで優等性タイプだと思いました。

多分ですが、私が今まで飲んだひやおろしの中でも万人受けする味わい。
冷やして飲むのがおススメです。

他のひやおろしと同様に、こちらの「夢筺(ゆめこばこ)」も試飲していただきます。
(注意:お車を運転されるお客様は試飲出来ません)
愛知県産の原料と蓬莱泉の技で生まれ、そして奥矢作トンネルの自然の冷気に包まれ育った
このひやおろし、ぜひご賞味くださいませ!

4年連続優等賞受賞!2018年も味乗り良好!「一念不動 特別純米ひやおろし」

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木村です。

各酒蔵から秋の限定酒「ひやおろし」が続々と入荷してきております。
当店の冷蔵庫の中も秋の装いとなってまいりました。

*「ひやおろし」とは?
…冬に搾ったお酒を一度火入れをしたのち、貯蔵庫で夏の間熟成させて、
秋口になって、瓶詰め前の火入れを行わず「冷や」のまま「卸す(出荷)」したお酒の事です。
約半年以上、低温の貯蔵庫で熟成させられた「ひやおろし」は、
程良くまろやかさと味が乗ったお酒へと成長。秋になって酒質が上がる事から別名「秋あがり」とも呼ばれます。

本日はその中から、毎年秋に開催される名古屋国税局酒類鑑評会で4年連続優等賞を受賞している
実力派の「ひやおろし」のご紹介です。

一念不動 特別純米酒「ひやおろし」
・原料米:夢山水60%
・アルコール度数:17%
・価格(税別):1,340円(720ml)  2,740円(1800ml)

 

愛知の酒造好適米「夢山水」で造った特別純米酒を春先から半年以上寝かせた「ひやおろし」です。
一念不動のコンセプトである「熟成原酒」の通り、このひやおろしも加水をしていない原酒です。
トロリとした甘み、奥行きのある熟した旨みを味わう事が出来ます。

ちなみに私が初めて飲んだ一念不動のお酒が、この「ひやおろし」でした。
シンプルですがお米の旨みに溢れた一念不動の質実剛健なスタイルを印象付けたお酒となりました。

先程もご紹介しましたが、このお酒は名古屋国税局酒類鑑評会で4年連続優等賞を受賞したお酒。
今回も試飲もしてみましたが、今年の出来栄えもとても良いと感じます。
特にまろやかな米の甘みが良く乗っていて、昨年よりも角が取れ、飲みやすいと感じました!

この時期だけの季節限定酒です。数量限定ですのでお求めはお早めに。もちろん試飲出来ます。
(注意:お車を運転されるお客様は試飲出来ません)
今年の出来栄えの良さお確かめください。

「敬老の日」まであと2日。贈り物のご準備はお早めに!

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木村です。

今年2018年の「敬老の日」は9/17(月)。いよいよあと2日となりました。
贈り物の準備はお済みでしょうか?

まん天やでは「敬老の日プレゼント」におすすめの品を取り揃えてお待ちしてます。
当店へのプレゼントのご用命は、本日9/15(土)までにお願い申し上げます。
(恐れ入りますが16、17とお休みをいただきますm(__)m)

もちろんオンラインショップでも父の日プレゼントをご注文いただけます。
本日中のご注文で、もし「配送希望日を9/17に間に合わせたい!」という場合は、
備考欄にその旨をご記入いただけましたら、可能な限り対応させていただきます。
(もしお届けが遅れる際には、こちらからお客様にご連絡させていただきます)

  

ご希望の方には、まん天やオリジナル「敬老の日メッセージカード」を差し上げております。
裏にはご自身のメッセージも書き込めますので、
日頃伝えられない一言を書き添えてプレゼントされてみてはいかがでしょうか?

まだプレゼントを何にするかお決まりでない方は、
蒲郡の店舗にお越しいただけましたら、どんなプレゼントが良いか、
趣向やご予算に応じたご提案をさせていただきます。

よろしければぜひ当店までご相談くださいませ!

愛知豊橋のご当地純米大吟醸「酛々(もともと) 純米大吟醸」のひやおろし版が入荷しました!

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木村です。

このところ雨模様で気温が上がらない日が続いておりますが、
夜になると虫達がリリリリン…と静かに鳴く、秋らしい気候になってきました。
今週からクーラーも付けずにぐっすり寝られてます。

まん天やにも、今週から秋の季節酒が続々と入荷してきております。
既に週末となってしまいましたが、遅ればせながらご案内をさせていただきますm(__)m。

以前、こちらのブログで紹介させていただきました、
豊橋の酒蔵 伊勢屋商店様と、東三河の酒屋が共同開発して生まれたご当地酒「酛々(もともと) 」の、
「ひやおろし版」が今年も入荷してまいりました。

「伊勢屋商店 酛々(もともと) 純米大吟醸 ひやおろし」720ml
・原料米:夢吟香(精米歩合50%)
・アルコール度数:15~16%
・価格(税別):1,800円

*オンラインショップでのお買い求めはコチラ

 

原料米は愛知県豊橋産の酒造好適米「夢吟香」を50%精米
純米大吟醸クラスの贅沢な「ひやおろし」です。

お店のスタッフで試飲してみましたが、今年の酛々ひやおろしは香りが非常に良く、
お米の旨みとキリリとした少し辛口の味わいのバランスがとれて、高級感を感じました。
醸造責任者である小林周太郎杜氏によりますと、
今年は火入れの時期を少し遅くしたため、お酒自体のフレッシュ感が例年以上に残っているそうですが、
夏に蔵出しされた酛々(もともと) の生貯蔵酒版と飲み比べますと、
ひやおろし版は秋までの熟成を経て、落ち着いた酒質に仕上がっていると感じました。

少し冷やして飲むのが、
吟醸香とお米のすっきりとした旨みが存分に味わえるのでおススメです。

「ひやおろし」の他にも、当店にはフレッシュな「生貯蔵酒」版と、
半年の生熟成を経た「無濾過生原酒」版もございます。
試飲も出来ますのでぜひ飲み比べてみて下さい!(注:お車を運転の方は試飲出来ません)

*「酛々(もともと) 純米大吟醸ひやおろし」は、当店のオンラインショップでもお買い求め出来ます。

9月9日、常滑。澤田酒造様の「秋の蔵まつり」に行ってきました!

蒲郡の酒屋「まん天や」の日記ブログにお越しいただきありがとうございます。
木村です。

 

先日の9月9日(日)、愛知県常滑市にある澤田酒造様の「秋の蔵祭り」に行ってきました。

蒲郡駅からJRと名鉄を乗り継ぎ約80分。最寄り駅の名鉄常滑駅に到着したのは10時30分でした。
早朝まで降り続いた雨はすっかり上がり、少し涼しい風が吹く心地良いお天気でした。

澤田酒造様が造る清酒「白老(はくろう)」は、
今年2018年から当店が新たにお取り扱いを開始しました愛知の地酒です。
昔ながらの古式製法にこだわり、米の旨みを引き出した純米酒の評価が高く、
近年の鑑評会でも多く受賞しております。

その澤田酒造様が昨年2017年の秋から開始した「秋の蔵祭り」。
第2回となった今回、白老のお酒の更なる魅力に触れたいと思い、
私もこのイベントに参加する事になったのです。

…さて、常滑駅から蔵元さんが臨時で手配してくれたシャトルバスに乗って約15分程、
中部国政空港セントレアに程近い海沿いの道沿いに澤田酒造はありました。

 

受付では白老の常滑焼の酒壺がお出迎え。時間はまだ11時前でしたが入場料を払って蔵中に入ると、
既に大勢の人でごった返してました。

 

まずは受付の時にもらったお酒チケットを持って日本酒味比べコーナーに直行。
当店で販売しているお酒はもちろん、秋に蔵出ししたばかりの季節酒「ひやおろし」や、
このイベント限定の秘蔵酒や、発売前の新製品など、色々なお酒を飲む事が出来ました。

 

その奥のブースでは、今や週末のお酒イベントに引っ張りだこの「熱燗DJつけたろう」さんが、
白老のお酒をお燗にして提供するコーナーがありました。
一度に色んな種類のお酒を燗につけ、それもお酒毎に最適な温度を見極め提供する姿は、まさに熱燗DJ!
まるで湯煎用の鍋がターンテーブルのように見えたのは私だけでしょうか?

私は江戸時代の製法を復刻したという梅酒「白老梅」を熱燗にしていただきました。
温める事で繊細な酸味が引き立ち、身体にも優しそうな、ちょうど良いお湯かげん♬
とても美味しくいただく事が出来ました。

 

お酒ばかり飲んでいたらさすが身体にも負担がかかります。
しかし、蔵の中心部に大きな井戸があり、そこから流れ出る清流のような…仕込み水が!

白老のお酒を造る時に使用される「仕込み水」も自由に飲む事が出来ました。
何と江戸時代から変わらず桧の樋で、2キロ先の新水谷の湧水を引いてきているそうです。
酔い覚めにはぴったりの優しい軟水で美味しかったです。

  

知多半島はお酒だけではなく、味噌やみりん、しょうゆ等の発酵食品の名産地でもあり、
別名「醸造半島」とも呼ばれております。
食品ブースでは発酵食品をふんだんに使った美味しい料理が振る舞われました。
私は味噌粕汁や酒粕入りの辛子茄子をおつまみにいただきました。

 

また「焼き物の町」でもある常滑ならではの、ほうろく(素焼の土製の平たい炒り鍋)で、
三河みりんを使って揚げたコロッケもサクサクで美味しかったです。

そんな感じで飲み食いを楽しみながら、澤田酒造様の副社長の楽しいお話しを聞きながら、
あっという間に2時間(自分の中でのタイムリミット)を過ごす事が出来ました。

「170年の歴史と新しい時代への挑戦 ~伝統と革新の融合~」という目標と、
「五方良し 売り手良し・買い手良し、世間良し、社員良し、環境良し」という理念を掲げる、
清酒「白老」の蔵元の澤田酒造様。
こういったバックボーンが実践出来る事が、
白老の持つ「古式だけど新しい美味しさ」につながっていく事を実感しました。

あと白老の美味しさももちろんですが、知多の発酵料理も同様に美味しかったので、
「醸造半島」とも呼ばれる発酵食の知多の食文化を今後もっと知ってみたくなりました。
知多には休みを利用してまた来てみたいと思います。

(余談ですが…)
常滑は「常に滑る」と書くため、お笑い芸人にとって鬼門なんだそうです(驚)。
そんな常滑で9月末にお笑いライブがあるそうです。
滑らずに笑いをとれるのか?でもこれも行ってみたいですね!