店長日記ブログ

「夢吟香」のバケツ稲チャレンジ スタート🌾

毎度蒲郡の酒屋「まん天や」の日記ブログにお越しいただきありがとうございます。
木村です。

先日、豊橋市の岩崎町で行われた、
愛知県小売酒販青年連合会様主催の「愛知の酒造好適米『夢吟香』田植え体験」に参加した際、
お土産に夢吟香の苗を少し分けていただきました。その時、
「この苗はバケツで育てる事が出来ますよ。」
と、実行委員の方に教えていただきました。

分けていただいた夢吟香の苗

(…バケツなんかで稲が育てられるのか??)と半信半疑でスマホで検索してみると、
JAさんのホームページに「やってみよう!バケツ稲づくり」という記事を発見しました。

(…これはやってみる価値がある!!)蒲郡に帰って早速、近所の「JAグリーンセンター蒲郡」に行って、
店員さんに問い合わせてみると、「バケツ稲づくりマニュアル」をいただく事が出来ました。

店員さん曰く、田んぼと違ってバケツは外界と隔離されているため、
病気のもとになる菌や害虫に侵される可能性は少なく、
むしろ田んぼよりもバケツの方が安全に栽培出来る、との事でした。

その言葉に背中を押してもらい、栽培に必要な土や肥料、そして大き目のバケツを購入。
夢吟香の苗を自家製の「バケツ田んぼ」に均等に植え直し、ついに「バケツ稲チャレンジ」スタート!

黒土6:赤玉土3:鹿沼土1の割合で土を配合し、肥料を少々加えました。

順調にいけば、10月には酒米「夢吟香」の収穫です。
これから当ブログで、定期的に育成状況を報告させていただきます!

夏の週末は風薫るハイボールで。愛知のウイスキー「サントリー知多」

蒲郡の酒屋「まん天や」の日記ブログにお越しいただきありがとうございます。
木村です。

今から約20年近くも前になりますが、
私が大学時代に京都に住んでいた頃、お酒好きの友人に誘われ、
京都の大山崎にあるサントリーの山崎蒸留所で催された、
「世界五大ウイスキーの勉強会」に参加した事があります。

(そう言えば最近キムタクがサントリーウイスキーのCMに出てるな…。)

当時ほとんどお酒が飲めず、ウイスキーに関する造詣ゼロだった私は、
予備知識がキムタクだけ、という状態で、
スコットランド、アイルランド、アメリカ、カナダ、そして日本のウイスキーを飲みながら、
しびれる頭で山崎蒸留所のブレンダーの方の説明を聞いた事を覚えております。

五大ウイスキーは、皆それぞれ強い個性を持っていて美味しかったのですが、
スコッチウイスキーのスモーキーな香り等、当時の私には少し刺激が強過ぎて馴染めず、
日本のウイスキー(たしか「山崎12年」でした)が、口当りが優しいのに深いコクもあり、
ウイスキー初心者の私が一番飲みやすいと感じました。

「日本のウイスキーは、日本人の味覚に合うように造られているし、
同様に日本以外のウイスキーも、その土地の歴史や個性、人々の趣向を長い年月をかけて味わいに反映している」と、
講師のブレンダーの方もおっしゃっており、ウイスキー造りの奥の深さに感心し、
「自分もまずはハイボール(ソーダ割り)からでもウイスキーを始めてみよう。」と思った20歳の秋でした。

そして月日は流れ、NHKの連続テレビ小説「マッサン」の影響による日本ウイスキーブームが起こり、
ウイスキーの文化や魅力が日本の隅々まで行き渡った2015年、
サントリーから今までになかった、「ハイボール」にピッタリのウイスキーが発売されました!


「サントリーウイスキー 知多」700ml
・蒸溜所:サントリー知多蒸溜所(愛知県)
・分類:グレーンウイスキーをブレンド(主原料:トウモロコシ)
・タイプ:軽い口当り、ほのかな甘さ広がり、キレ味良い
・価格:3,800円(税別)

ご当地愛知県「知多蒸溜所」で、ハイボールのためにつくられたサントリーウイスキーの新ブランド。
元々サントリーは「山崎」、「白州」、「響」に代表される、
二条大麦を主原料にした「モルトウイスキー」しかラインナップされておりませんでしたが、
今回の「知多」は、トウモロコシを主原料にしたサントリー初めての「グレーンウイスキー」です。
(「モルトウイスキー」に比べると「グレーンウイスキー」は軽快な味わいになるようです)

そのグレーンウイスキー製造のスペシャリストでもある「知多蒸溜所」でつくられた
グレーンウイスキーの様々なタイプ原酒をブレンド。スペシャリストならではの技が光ります。
最近、俳優の佐藤健さんが海を眺めながら「風薫るハイボール」とつぶやくテレビCMでもお馴染みですが、
この「知多」は、飲みやすい軽やかな味わいが魅力で、ハイボールにぴったりのウイスキーです。

今日(6/17)のような暑い夏の週末には、
キンと冷えた「知多ハイボール」で、リラックスされてみてはいかがでしょうか?
明日6/18は父の日。お父さんにハイボールを振舞ってみてもいいかもしれませんね!

<酒雑談>果実酒づくりの季節。でも法律違反にはご用心!

毎度蒲郡の酒屋「まん天や」の日記ブログにお越し頂きありがとうございます。
木村です。

6月も半ばに入りました。梅雨のシーズン真っ只中ですが、
先週の7日に梅雨入りしてからは、ほとんど雨が降っていない東海地方です。
「今年は空梅雨か?」と、日本気象協会のホームページを見てみると、
東海地方だけでなく、九州から関東まで同じような状況らしいです。。

しかし、来週(6/19の週)の半ば頃から梅雨前線が本州に掛かってくるようになり、
本格的な梅雨らしいお天気の日が多くなってくるそうです。
お米などの農作物やダムなどの水源も、これでひと安心出来そうですね。

さて、梅雨と言えば梅酒をはじめ、果実酒づくりのシーズンでもあります。
スーパーにも果実酒用のホワイトリカーやブランデーが陳列されており、
毎年この時期にご自宅での果実酒づくりを楽しみにされている方も多いと思います。

当店で販売している愛知県幸田町の轟酒造様のホワイトリカー

しかし実は、果実酒づくりは本来、製造免許が必要な行為で、
ご自宅での果実酒づくりは酒税法上で例外的に認められている状況なのをご存知でしょうか?
(以下は国税庁のホームページからの抜粋です)

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Q: 消費者が自宅で梅酒を作ることに問題はありますか?
 
A: しょうちゅう等に梅等を漬けて梅酒等を作る行為は、
酒類と他の物品を混和し、その混和後のものが酒類であるため、新たに酒類を製造したものとみなされますが、
消費者が自分で飲むために酒類(アルコール分20度以上のもので、かつ、酒税が課税済みのものに限ります。)に
次の物品以外のものを混和する場合には、例外的に製造行為としないこととしています。

1:米、麦、あわ、とうもろこし、こうりゃん、きび、ひえ若しくはでんぷん又はこれらのこうじ

2:ぶどう(やまぶどうを含みます。)

3:アミノ酸若しくはその塩類、ビタミン類、核酸分解物若しくはその塩類、有機酸若しくはその塩類、無機塩類、色素、香料又は酒類のかす

また、この規定は、消費者が自ら飲むための酒類についての規定であることから、
この酒類を販売してはならないこととされています。

(根拠法令等)酒税法第7条、第43条第11項、同法施行令第50条、同法施行規則第13条第3項

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…以上の国税庁の説明文を平たく言うと、ご自宅で果実酒づくりをされる際は、

1:穀類(米、麦など)、ブドウを漬けてはいけない。

2:家庭内で飲用、もしくは料飲店内で飲用に限る。

3:漬け込むお酒のアルコール度数は20度以上を使用すること。また 、2種類以上のお酒を混ぜてはいけない。

以上の点に注意して楽しんでいただければ大丈夫なのですが…、

この3つの中で、特に気をつけていただきたいのが、

3:漬け込むお酒のアルコール度数は20度以上を使用すること。また 、2種類以上のお酒を混ぜてはいけない。

の項目です。

例えばご自宅で日本酒を使って梅酒づくりをされる際は、
アルコール度数が14~17度の通常の日本酒で漬けると、
漬け込むお酒のアルコール度数は20度以上を使用すること。」に抵触し、酒税法違反になってしまいます。
日本酒で梅酒をつける場合は、アルコール度数が20~21度の「梅酒用日本酒」をご使用ください。

また、仮に梅酒用日本酒で梅酒を漬けた後、腐敗を防止するためその中に蒸留酒(ホワイトリカー等)を混ぜるのも、
「2種類以上のお酒を混ぜてはいけない。」に抵触し、これも酒税法違反になってしまいます。
ホワイトリカー、ブランデーなど、果実酒用のお酒の種類は色々ありますが、必ず1種類のみで漬けて下さい。

実は私も、以前の職場で通常の日本酒(アルコール度数が20度以下)で梅酒をつくろうとして、
先輩に注意された事がありました。
テレビの料理番組でも、過去に度数の低い日本酒やみりんでつくる梅酒のレシピが放送されてしまい、
後日に謝罪放送がされたというケースも複数発生しており、意外と知られていない、盲点になっている部分です。

以上、この時期ならではのお酒の法律に関する雑談でした。
今回お話しした点を気をつけていただきながら、ご自宅での果実酒づくりをお楽しみ下さい!

父の日が近づいてきました。贈り物のご用命はお早めに。

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木村です。

今年2017年の「父の日」は6/18(日)。いよいよ今週の日曜日となりました。
お父様への贈り物の準備はお済みでしょうか?

まん天やでは、「父の日プレゼント」におすすめの品を取り揃えてお待ちしてます。
父の日プレゼントのご用命は、父の日の前日6/17(土)までにお願い申し上げます。
(父の日の6/18はお店を休ませていただきます)

父の日プレゼントの配送についてですが、
お届け先が本州、四国、九州の場合は、基本17日までにご用命いただければ、
18日の父の日にお届けする事が可能ですが、
お届け先が北海道、沖縄、離島等の遠方の場合は、プラス1日配送日数がかかりますので、
ご用命は6/16(金)までにお願い申し上げます。

もちろんオンラインショップでも父の日プレゼントをご注文いただけます。
ご注文画面にて、「配送希望日」はご注文日より5営業日(日曜・月曜定休日を除いた日)以降の日付がご指定いただけますが、
もし「配送希望日が指定出来ないが父の日に間に合わせたい!」という場合は、
備考欄にその旨をご記入いただけましたら、可能な限り対応させていただきます。
もしお届けが遅れる際には、こちらからお客様にご連絡させていただきます。

ご希望の方に父の日オリジナルメッセージカードをお付けします。

まだプレゼントを何にするかお決まりでない方は、
蒲郡の店舗にお越しいただけましたら、どんなプレゼントが良いか、趣向やご予算に応じたご提案をさせていただきます。
まん天やホームページのトップ画面にあります掲示板にも、「おススメの品」をご提案させていただいておりますので、
よろしければご参考ください!

老舗マンズワインが誇るプレミアムブランド。世界と肩を並べる日本ワイン「ソラリス」

毎度蒲郡の酒屋「まん天や」のブログにお越し頂きありがとうございます。
木村です。

先週こちらのブログで、飯田ワイン様の「イタリアワイン試飲会」に参加した事を書きましたが、
その試飲会で、「スーパートスカーナ」のワイナリー様がイタリアから来日しており、
この「スーパートスカーナ」のワインについてのお話を、少しだけですが伺う事ができました。
(正確には通訳の方のお話でしたが…)

もともとイタリアワインにはフランスと同様、ワイン法による格付けが制定されており、
原料のブドウの産地や品種、ブレンド比率、醸造方、熟成方法等など、
産地ごとに定められたたくさんの規制項目をクリアし、最終の利き酒検査で合格してはじめて、
D.O.Cワイン(イタリア政府に法的に認められ、保護されるワイン)が名乗れるのですが、

この「スーパートスカーナ」は、ワイン法の規制項目にしばられずに、
独自のぶどう品種、醸造法で造られた、非常に品質の高いワインの事です。
1970年代にイタリアのトスカーナ地方で「サッシカイア」というワインが有名になりましたが、
このワインはトスカーナ地方で従来より指定されていたブドウ品種(サンジョベーゼ)ではなく、
自社の畑にフランスから移植したカベルネソーヴィニョンを使用したものでした。
このワインが国際的に非常に高い評価を受けた事で、「スーパートスカーナ」と呼ばれるようになりました。

こういったワインはイタリアのワイン法上、指定品種を使っていないためD.O.Cワインは名乗れないのですが、
法制上の呼称など関係無く、「スーパートスカーナ」は現在もなお、非常に高い評価を受け続けております。

今回の試飲会に来日されたワイナリー様も、
自分の畑にはトスカーナ地方のD.O.Cで昔から定められているブドウ品種「サンジョヴェーゼ」よりも、
「カベルネソーヴィニョン」の方が合っていると考えられたそうです。
このお話を聞いて、昔からその土地に伝わる伝統のあるやり方も大切ですが、
時には「一段階上に行くために、既存のものを疑ってみる」という事も必要である事を考えさせられました。

一方、日本ではイタリアのようなワイン法は現在のところ存在せず、
来年2018年の10月から施行される国税庁の表示ルールも、
「国産ブドウのみを原料とし、国内で製造された果実酒のみが日本ワインと名乗れる」というもので、
ブドウ品種や製法までは規制されていないため自由度は高いです。
日本ワインの生産量は近年増加しており、ワイナリーがそれぞれ独自の手法でワイン造りを行っているため、
タイプも非常に多様化してきております。
今後、国際的に高い評価を得る日本ワインも増えてくるかもしれませんね。

今回のブログは、そんな日本ワインの第一人者とも呼べるマンズワインが誇るプレミアムブランド
「ソラリスシリーズ」より、本格派の赤・白2本のワインをご紹介致します。


「ソラリス 信州カベルネソーヴィニョン2013」750ml
・醸造地:長野県小諸ワイナリー
・葡萄品種:長野県産カベルネソーヴィニョン100%
・タイプ:赤・辛口、渋味しっかり、樽熟感有り
・価格:5,000円(税別)

「ソラリス 信州カベルネソーヴィニョン」は、ソラリスシリーズの中でも特に評価の高い赤ワイン。
原料となる葡萄は、長野県上田市塩田平で契約栽培されたカベルネソーヴィニョンを100%使用してます。
カベルネソーヴィニョンという赤ブドウ品種は、温暖な気候が栽培に適しており、
千曲川の下流にある長野県上田市塩田平のほどよく温かな気候がぴったりだそうです。

その地で収穫したブドウを丁寧に醸造した後、フランス産の樽の中で約18ヵ月熟成。
渋味と酸味のバランスがよく、樽熟成による複雑で魅力的な香りに満ちた飲みごたえ十分の赤ワインです。

 


ソラリス 信州ソーヴィニョンブラン2016」750ml
・醸造地:長野県小諸ワイナリー
・葡萄品種:長野県産ソーヴィニョンブラン100%
・タイプ:白・辛口、酸味しっかり、重厚でドライ
・価格:3,500円(税別)

「ソラリス 信州ソーヴィニョンブラン 」は、辛口白ワインの本格派です。
原料となる葡萄は、マンズワイン小諸ワイナリーのすぐ南で収穫されたソーヴィニョンブランを100%使用。
「マンズ・レインカット」という独自の栽培法で、健全で糖度の高い葡萄が出来るように、
透明な防雨フィルムを用いて、太陽光を十分に当てながら丹念に育てられました。

フレッシュな状態で素早く搾汁し発酵、その後シュール・リー(澱とワインを接触させながら貯酒)する事で
ワインの風味に深みや幅が加わりました。
品種特有のグレープフルーツを思わせる柑橘系の香りに、しっかりとした酸と厚みのある余韻が楽しめます。

赤・白どちらも、こだわり抜いて造られており国際的な評価も高いソラリスシリーズ。
日本にしか出来ない、日本ならではのワインの高品質な味わいを堪能してみてはいかがでしょうか。