店長日記ブログ

山吹色に色付いた深みある白ワイン「マンズ 甲州 醸し 2016」

蒲郡の酒屋「まん天や」の日記ブログにお越しいただきありがとうございます。
木村です。

本日は昼から夜まで花火の音がドンドンと鳴り響いている蒲郡です。

10月の蒲郡は、各地で毎週お祭りやイベントが盛りだくさんの月です。
10/7~8は大宮神社、水竹神社、竹谷神社、稲村神社…と
多くの神社で祭礼が行われており、とても賑やかです。

大宮神社の祭礼にて

 

私が所属している竹島神社の祭礼も10月21、22日に行われます。
私も厄年会として参加し、東三河名物の手筒花火も打ち上げます🎆。
人生初の経験なので今から楽しみにしてます。

本日のブログは昨日入荷したばかりの日本ワインのご紹介です。


「マンズ 甲州 醸し 2016」720ml
・生産地:日本
・葡萄品種:山梨県産甲州100%
・タイプ:白・やや辛口、やわらかな酸味と渋味、コクのある味わい
・価格:1,500円(税別)

 

「甲州」は、昔から日本固有の品種として最も多く栽培されている醸造用白ブドウです。
多くの日本ワイナリーがこのブドウを使ってワインを醸造しており、
穏やかな酸味と軽やかですっきりした味わいが特徴で、和食に合うワインとして有名です。

今回ご紹介する「甲州醸し」は、醸造段階でブドウの果皮と一緒に「醸し発酵」をさせる事で、
通常の甲州ワインよりも果皮由来のうまみ、渋味が更に加わり、
深みやコクのある味わいに仕上がっております。

ワインの色合いも、
甲州ブドウの特徴である紫色(白ワイン用なのに!)がかかった山吹色をしており、
果皮の成分が良く出ている事を物語っております。

甲州ブドウ(出典:マンズワインホームページ)

 

私が実際にこのワインを飲んで実感した事ですが、
「和食だけでなく、どんな料理にも合うなあ…」と感心しました。
白ワインですが、赤ワインのようなタンニン(渋味)も合わせ持っており、
魚、肉料理にもお味噌料理、広いジャンルに対応出来るワインと感じます。

適温は8~10℃くらいに冷やすとベスト。
ぜひ秋の味覚と一緒に味わっていただきたいワインです。

秋の夜長に贅の一献を。蓬莱泉 純米大吟醸生酒「花野の賦(はなののふ)」

蒲郡の酒屋「まん天や」の日記ブログにお越しいただき、
毎度ありがとうございます。木村です。

「萩 尾花 
 野菊 水引 吾亦紅
  花野に玉なす 露のごと
   しろがね宿す 秋の酒」(作者不詳)

…とても情緒深い詩です。
「秋の七草」をはじめとする秋の草花が玉のようにきらめきながら、
野原に咲き誇る情景が目に浮かびます。

 

実はこの詩は、本日当店に入荷したばかりのお酒のラベルに記されているものです。
まさにこの詩のように、豊穣の秋が産み出した多くの恵みを宿したような、
贅沢な秋の純米大吟醸をご紹介いたします。


「蓬莱泉 純米大吟醸生酒 花野の賦(はなののふ) 720ml」
・原料米:山田錦(精米歩合 麹米40% 掛米45%)
・アルコール度数:17%
・価格:3,250円(税別)

 

蓬莱泉が毎年季節の移り変わりと共にお届けする、四季の純米大吟醸生酒シリーズ。
第一弾の「春のことぶれ」、第二弾の「はつなつの風」、
そしてこのたび第3弾である秋の季節酒「花野の賦」が入荷してまいりました。

この四季の純米大吟醸生酒シリーズは、
あの希少価値の高い純米大吟醸「空」の生酒バージョンとして有名となり、
毎回発売するたびに好評を博しております。

「春のことぶれ」は搾りたての生酒で、「はつなつの風」はそこから3ヶ月熟成され、
そして今回の「花野の賦」は6ヶ月以上の熟成期間を経て出荷されました。
味わいにまろやかさや深みが増し、秋の夜長にじっくりと楽しめる贅沢なお酒に成長しました。

このシーズンだけしか出荷されない数量限定品となっております。
またオンラインショップでは「春のことぶれ」、「はつなつの風」、「空」との
飲み比べセットも数種類ございますので、熟成による味わいの成長をお楽しみいただけます。
(ちなみに「空」は一年間の熟成期間を経ています。)

「空」の系譜をたどる「秋上がり」した上質な純米大吟醸生酒をご堪能下さい!

<飲み比べて下さい>ひやおろし試飲出来ます。

蒲郡の酒屋「まん天や」の日記ブログにお越しいただきありがとうございます。

昨日10/4は「中秋の名月(十五夜)」でした。蒲郡も昨晩は天気が良かったので、
私も車で移動中にきれいな月を眺める事が出来ましたが、

「あれ、満月じゃない…」

「中秋の名月」イコール「満月」だと思い込んでいた私は、
きれいながらも欠けている月を見ながら、
モヤモヤと釈然としない気持ちを抱えたまま帰宅しました。

そしてその夜のテレビで、月が地球を公転する時、楕円を描いて回るため、
実際の月の満ち欠けと暦との間で1~2日ズレが生じる事をはじめて知り、
モヤモヤがスッキリと晴れました💦。

今年の場合、中秋の名月である10/4は、新月から数えて13番目の月にあたり、
その2日後の10/6に満月を迎えるとの事です。
「中秋の名月を見逃した方も、2日後の満月は楽しんで下さい!」とテレビで言ってましたが、
天気予報では6日は雨になりそうで満月を見るのは難しいかもしれませんね…

今日10/5は満月の一日前ですが、今夜の月は何とか見る事が出来そうです。
10年ほど昔、映画の中で荒井由実(ユーミン)「14番目の月」という歌を聴いた事がありますが、
その歌の中の「次の夜から~ 欠ける満月より~  14番目の~ 月が一番好き~」というフレーズは、
「わかる~、連休前の心境!」と当時の私の心に刺さり、今でも頭に焼き付いております。
せっかくなので、今夜の14番目の月は見てみようと思います。

さて、秋の月を見ながら味わってもらいたいお酒と言えば、
やはり秋の季節酒「ひやおろし」
当店では現在試飲コーナーを設けて、
当店で取り扱つかっている全銘柄の「ひやおろし」を試飲していただけます。

どれも冷蔵庫からお出しして、冷やで試飲いただけます。

 

全銘柄、と言っても現在はまだ3種類だけなのですが…、
それぞれ個性のあるひやおろしを実際に味見していただけます。

純米大吟醸ならではの繊細な香りと旨みの「酛々(もともと)  ひやおろし」か、

原酒ならではの濃厚かつ深い味わい「一念不動 ひやおろし」か、

スッキリとクセの無い味わいの正統派特別純米「蓬莱泉 夢筐(ゆめこばこ)」か、

実際に飲み比べて、ぜひお客様自身で味わいの違いをお確かめくださいませ!

(注意)お車を運転される方は試飲出来ません。

今後、まん天やでは季節限定のお酒を中心に、
お客様に実際に味見していただける機会をつくって、
お客様とまん天やお互いにお酒に関する理解を深めていきたいと思います。

例えば「お酒を楽しむ会」。近々蒲郡にて開催する予定です。
詳細が固まり次第案内させていただきますのでぜひご期待ください!

 

(追記)

本日、日が暮れてから「14番目の月」を蒲郡駅前で見る事が出来ました。
少し雲がかかって風情がありました。
月を見つめている幼児は私の次男です。

全国のユーミンファンも眺めているに違いない!

<お詫び>芋焼酎「赤霧島」少しだけ入荷し在庫あります。

いつも蒲郡の酒屋「まん天や」の日記ブログにお越しいただきありがとうございます。
木村です。

本日は私がやってしまった失敗についてのお詫びとご連絡です。
芋焼酎「赤霧島」の入荷日に関する事です。

人気の芋焼酎「赤霧島」は、原料に使われている「ムラサキマサカリ」の収穫量が限られているため、
出荷日が年に2回、春と秋のみの限定出荷となっております。
そして今年2017年の春、当店に入荷した分は、7月までに全て売り切れました。

その後の品切れ連絡で、秋の入荷予定を私は「9月初旬頃」とご案内させていただいたのですが、
メーカー様発表の出荷予定日は「10月下旬」で、
実際の入荷予定より、1か月以上も早い間違った予定を案内してしまっておりました。

先月末に「9月も終わるけどまだ入荷してこないの?」とお客様からお問合せをいただき、
今回の私の入荷連絡の不手際が発覚致しました。

お客様にお待たせしてしまいご迷惑をお掛けしてしまった事、大変申し訳ございませんでした。

急遽の対応になりますが、仕入れ先をあたって交渉し、
本日900ml、1800mlとも少量ですが入荷してまいりました。
前回(2017春)分の在庫ですが、10月下旬発売までにご入用のお客様は、ぜひご利用ください。

霧島は現在、赤・黒ともございます。

 

取り急ぎ連絡させていただきました。
今後は間違いの無きように気をつけてまいります。
恐れ入りますがなにとぞご容赦のほどお願い申し上げます。

<夢吟香のバケツ稲チャレンジ🌾>10月1日。「フィールズ オブ ゴールド」収穫まであと少し。

蒲郡の酒屋「まん天や」の日記ブログにお越しいただきありがとうございます。
木村です。

10月に入りました。長男の通う幼稚園では今月から冬服に衣替えですが、
夢吟香のバケツ稲達も、少しずつ黄金色の装いに衣替えしているようです。

10月1日。久々に鳥よけネットを外し、朝日を浴びて金色に光るバケツ稲達。

 

10年前、私が大阪のマンションで一人暮らししていた時、周りが一面田んぼだったので、
夏場はゲコゲコとカエルがうるさくて寝る時などは本当に煩わしかったのですが、
秋になると成長した稲穂が日に照らされ、黄金色に輝く草原の様に風にたなびいて、
とても綺麗だったのを思い出します。

その光景を見ていると必ず、私が学生時代に良く聴いていた
スティングの「フィールズ オブ ゴールド(fields of gold)」という歌が、
頭の中で再生されてました。

You’ll remember me when the west wind moves upon the fields of barley.
You’ll forget the sun in his jealous sky as we walk in fields of gold.

<和訳>
大麦畑の上を秋風が吹きぬける時、君は僕の事を思い出すだろう。
二人で黄金色の畑を歩けば、
君は空から妬み深く見下ろす太陽のことなど忘れてしまうだろう。
(出典:stingのアルバム「Ten Summoner’s Tales」の歌詞カードより抜粋)

 

この歌の中では黄金色に輝くのは稲畑ではなく大麦畑で、
それも略奪愛(日本では不倫)がテーマの歌なのですが、
そんな事は関係なく、非常に情緒に溢れた歌詞とメロディで胸を打ちます。
私の大好きな歌の一つです。

黄金色に色付き始めたバケツ稲達を見て、
久々に「フィールズ オブ ゴールド」が頭の中に流れてきました。
はぁ懐かしい(涙)。stingまた来日しないかな…。

1993年にリリースされたstingのアルバム「Ten Summoner’s Tales」

 

黄金に色付いている穂は、まだ全体の5割程度と言ったところですが、
約9割が黄金色になった時が、「稲刈り」のタイミングだそうです。
おそらくあと2週間後くらいには、いよいよ収穫作業を始める事が出来そうです。

スズメの被害に遭わないよう、十分に注意を払いながらその時を迎えたいと思います。

それまでは、「フィールズ オブ ゴールド」がしばらく頭から離れそうにありません(笑)。