吟醸工房でオリジナル純米大吟醸「一(いち)」の30BYを仕込んできました。

蒲郡の酒屋「まん天や」の日記ブログにお越しいただき、ありがとうございます。
木村です。

2018年の10月も中旬に差し掛かり、ようやく秋本番になってきたのか、
今週(10/15の週)に入ってからは一気に寒くなってきました。
朝晩もかなり冷え込むようになってきましたので、皆様も体調を崩されない様にご注意ください。

特に10月15日は、最高気温が10度台まで下がり、冷たい雨の降る寒い日となりましたが、
この日、まん天やスタッフは朝から豊田市黒田町にある蓬莱泉の「吟醸工房」に行ってきました。
今年の5月以来となる、当店まん天やのオリジナル純米大吟醸「一(いち)」の仕込み体験のためです。

今回の仕込み体験は平成30年度醸造(30BY)初となる「一(いち)」の仕込みで、
仕込みの最終工程の「留め添え仕込み」の作業を手伝わせていただきます。

 

まずは蒸し上がったばかりの酒米を冷却する「放冷作業」を行います。
手作業で蒸し米をさらし台に広げていくのですが、これがすごく熱い!
こればかりは何度やっても慣れる事が出来ません(汗)。
アチッ、アチッとなりながらの辛い作業ですが、お米の成分のおかげで手のひらがスベスベになりました。

 

その後、蒸し米を扇風機で適温まで冷ました後、「掛け米」として仕込みタンクに投入します。

  

その後、杜氏さんの力を借りながら「櫂入れ」
櫂棒で仕込みタンクをまんべんなく混ぜる事で、温度を均等にして、安定して発酵しやすくなります。

これら一連の作業がいわゆる「三段仕込み」の最後に行う「留め仕込み」
お酒の仕込みの仕上げとなります。
この後、一(いち)の仕込みタンクは、8℃程に冷えた発酵室の中で約1ヵ月の発酵期間に入ります。

  

「美味しいお酒になりますように」
お酒の神様である松尾大社の神棚にお祈りして、無事お酒の仕込み体験が終了しました!

今回ご対応いただきました営業の鈴木さん、宮瀬杜氏、蔵人の皆様、
お酒のシーズンがスタートしご多忙な中、誠にありがとうございました!
今後とも当店の「一(いち)」をよろしくお願い致します。

今回仕込まれたお酒は、順調に発酵していけば11月中旬頃に上槽(お酒を搾る)が行われ、
12月上旬には「一(いち)」のしぼりたて生原酒として入荷してまいります。
詳細はまたこちらのブログでご案内させていただきます。
今年度はじめの「一(いち)」、ぜひご期待下さい!

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