<新着>西尾の抹茶で本格焼酎!「相生ユニビオ 抹茶焼酎 抹茶泉」

蒲郡の酒屋「まん天や」の日記ブログにお越しいただきありがとうございます。
木村です。

私は一昨年にここ蒲郡に戻ってくるまでは、大阪のお酒関係の会社で17年間働いておりました。
その当時から日本酒とワインは好きでも焼酎はあまり飲まない、という生活を送っていたため、
まん天やの仕事をする上でも、はじめは焼酎関連の仕事には苦手意識を持っており、
新しい焼酎の仕入れをする事などには消極的で、気後れしてしまっておりました。

苦手意識を克服するため、2017年夏に「焼酎利き酒師」の資格を取得し、焼酎について一応の見識がついた私は、
「勉強のため」と称し、いくつもの焼酎を飲んで場数を踏み、少しずつ焼酎の目利きにも自信がつき始めました。
色々飲んだ中で「これは美味い!お客様にすすめたい!」と思えたものは、当店の品揃えに加えるなど、
少しずつ積極的に焼酎に向き合えるようになってきました。

しかし、向き合えば向き合う程、焼酎は多様で奥が深いがある飲み物である事を思い知らされます(汗)。

まず特筆すべきは、焼酎を造るのに用いられる原料の多さです。
麦や芋など、焼酎は原料の違いによって香りや味わいが明確に変わってきます。
もちろん酒蔵が独自に持つ製法によって、焼酎の味わいの個性が産み出されるのですが、
その前提に原料による香味の特徴が土台となっているので、焼酎造りにおける原料へのこだわりは重要です。

一体、焼酎の原料はどれだけあるのでしょうか?
ここは一つ勇気を振り絞って、昨年2017年に流行ったブルゾン〇えみのネタ風に参ります。

(ズンズンズズッズン♪ ズズズズンズズッズン♪ BGMはオ―スティン・マ〇ーンのあの曲)

「みんな~、焼酎って、麦焼酎とか芋焼酎とか、色々あるけど、
本格焼酎の原料として認められているものって、全部でいくつあるか知ってる~?」

「・・・35憶♡」

(ズンズンズズッズン♪)「・・・ウソ、53品♡」

・・・・・・・・・・・・

…変な空気にしてしまい申し訳ございません。文章だけだと面白さが伝わりづらいのが残念ですm(__)m。

~国税局が定める本格焼酎に認められた原料~ (参照:FBOテキスト「焼酎の基」)
1:あしたば2:あずき3:あまちゃづる4:アロエ5:ウーロン茶
6:梅の種7:えのきたけ8:おたねにんじん9:かぼちゃ10:牛乳
11:ぎんなん12:くず粉13:くまざさ14:くり15:グリーンピース
16:こならの実17:ごま18:こんぶ19:サフラン20:サボテン
21:しいたけ22:しそ23:大根24:脱脂粉乳25:たまねぎ
26:つのまた27:つるつる28:とちのきの実29:トマト30:なつめやしの実
31:にんじん32:ねぎ33:のり34:ピーマン35:ひしの実
36:ひまわりの種37:ふきのとう38:べにばな39:ホエイパウダー40:ほていあおい
41:またたび42:抹茶43:まてばしいの実44:ゆりね45:よもぎ
46:落花生47:緑茶48:れんこん49:わかめ50:穀類(米、麦、蕎麦など)
51:芋類52:清酒粕53:黒糖

 

これらの原料の中には、「まさかこんなものが…」と思わず突っ込んでしまう原料もありますね。
そして表の50~53以外の原料はデンプン質の多い他の材料と一緒に使用され、
実際には少ししか使われていない場合もありますが、それでも原料の風味が色濃く反映された焼酎になります。

今回は、この表の中の42番にある「抹茶」を原料に使った抹茶焼酎をご紹介させていただきます。


抹茶焼酎「抹茶泉(まっちゃせん)720ml」相生ユニビオ/愛知県西尾市
・原材料:米・米こうじ・抹茶(愛知県西尾産)
・アルコール度数:25度
・「西尾の抹茶」を原料に使用。抹茶の持つ優しい甘みとほのかな渋味。爽やかな香り。
・価格(税別):1,500円

 

「三河の小京都」として知られる愛知県西尾市は、蒲郡の西に隣接する都市ですが、
抹茶の生産量日本一を誇る「お茶所」としても有名です。

(出典:ミニストップ様HP)

 

昨年2017年には西尾の抹茶ミュージアム「和く和く」がオープン。(出典:NAGOYAMAG様HP)

 

出典:icotto.jp様HP

 

出典:マイプレ西尾様HP

西尾市は色んなものが「抹茶グリーン」に染まっていますね!

「西尾の抹茶」は上質な香り、穏やかな旨みとコクが特長。
「抹茶泉」は、その味わいの魅力が存分に味わえる本格焼酎です。

西尾市の相生ユニビオ様による、独自の発酵技術で造られました。
原料である西尾の抹茶を発酵後に蒸留しているため、焼酎自体はグリーン色ではなく無色透明ですが、
飲んでみると抹茶特有の優しい甘みとほのかな渋味、そして鼻に抜ける爽やかな香りが心地良いです。

   

「抹茶チューハイ」とか「焼酎の抹茶割り」とか、抹茶と焼酎をブレンドする事があると思いますが、
ブレンド具合によっては抹茶の甘味が出過ぎて料理に合わないなど、不自然な感じになる事がありますが、

この「抹茶泉」は抹茶自体を発酵して蒸溜しているため、抹茶自体が焼酎となるわけです。
そのため抹茶と焼酎のブレンドとは違って一体感がある味わいとなり、
甘過ぎないので料理にも自然に合わせられます。

水割り、炭酸割りが美味しいです。
お湯割りはまだ試してませんが、温めると抹茶の香りが開いて一層楽しめそうですね。

愛知県のご当地焼酎として、お土産にも最適ですよ!

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