蒲郡の酒屋「まん天や」の日記ブログにお越しいただきありがとうございます。
木村です。
今日2019年4月5日の午前、仕事を少し抜け出して長男の小学校の入学式に行ってきました。
自分が平成元年に卒業した母校に、長男が平成最後の年に入学する。
何か運命的なつながりを感じながら久しぶりに母校の校歌を歌いました。
今週前半までの寒さが嘘のような暖かさで、小学校の中にある桜もほぼ満開になってました。
入学式終了後の帰路で思ったのは、
私が大阪から蒲郡に戻ってきて約2年半、何とか私達家族が生活出来て、
子ども達も無事に進級出来た事は、周りの人達のおかげだなぁという事です。
もうすぐ「令和元年」が始まります。
これからも皆様への感謝を忘れずに、新しい時代に一歩一歩進んでいきたいと思います!
…さて入学式からお店に帰ってくると、
「一念不動」より特約店限定の特別なお酒が数量限定で入荷してまいりました!
「一念不動 生酛(きもと) 純米酒 木札掛け」
・原料米:雄町100%
・精米歩合:65%
・熟成期間:1年半以上
・アルコール度数:17度
・価格(税別):1,805円(720ml) 3,610円(1800ml)
*2019年4月5日、特約店のみ限定数入荷!
「熟成原酒」のコンセプトを掲げ、
愛知県の数ある地酒の中でも、飲み応えのある玄人好みの日本酒を造る「一念不動」。
その一念不動がこの度、今回入荷してきたこのお酒で、2つの「新たな挑戦」をしました。
まず一つ目は「生酛(きもと) づくり」でお酒を造ったという事です。
「生酛(きもと) づくり」とは、タンクの中で乳酸菌を一から育て上げて、
蒸米を櫂(かい)と呼ばれる棒で摺り潰す「山卸し(もと摺り)」という作業を行うという、
昔ながらの日本酒の製法に則ったつくり方です。
(「生酛(きもと) づくり」の詳細については、当店ブログの
「日本酒を脅かすものお酒造りの原点。重労働でも何故「生もと造り」に挑戦するのか。を
ご参照下さい。)
とにかく重労働で、手間がかかるつくり方なのですが、このつくり方ならではの、
濃厚でかつ酸味のしっかりした複雑な味わいを醸し出す事が出来ます。
そして2つ目は岡山県産の酒造好適米「雄町」を100%原料米として使用した事です。
「雄町」は今から百年以上前に発見された、現在も残るただ1種の混血のない米で、
有名な酒米「山田錦」はこの「雄町」を祖先に持つ優良品種ですが、
栽培が難しいため手に入りづらく、「幻の米」とも言われるようになりました。
大粒で、米が軟らかで溶けやすく、濃醇な味の酒になるのが特徴です。
更に雄町のお酒は熟成に向くとも言われております。
今回一念不動がつくった「生酛(きもと) 純米酒」も、一年半以上の熟成原酒。
試飲してみると香りは穏やかですが酸味、苦み、旨みのバランスが良く、
非常に味わい深い辛口のお酒に仕上がっております。
(フォルムも表ラベル無しの木札掛けで渋くてカッコいいです)
まさに一念不動の「新たな挑戦」が実を結んだ力作!ぜひご賞味ください。
(特約店のみの限定数入荷のため売切れの際はご容赦くださいませ。)