吟醸工房でオリジナル純米大吟醸「一(いち)」の”夏酒版”を仕込んできました。

蒲郡の酒屋「まん天や」の日記ブログにお越しいただき、ありがとうございます。
木村です。

ゴールデンウィーク最終日の5月6日(日)、
豊田市黒田町にある蓬莱泉の「吟醸工房」にお酒好きの友人と行ってきました。

幸い好天に恵まれ、道もそれほど混んでおらず、蒲郡から約2時間のドライブ。
予想より早く着き過ぎてしまい、吟醸工房はまだ「準備中」…(-_-;)。

今回ここを訪れたのは、
当店まん天やのオリジナル純米大吟醸「一(いち)夏酒版」の仕込み体験のためでした。

(注)このツアーは初の試みという事もあり、今回は私の友人限定で案内させていただきました。

「一(いち)」の夏酒版を造るのも、今回初めての試み。
コンセプトは「夏に冷やして美味い、爽やかなしぼりたて純米大吟醸生酒」です。
今回はお酒の設計に少々変更を加えてますので、
従来の「一(いち)」に比べるとスッキリと軽快な味わいになり、暑い季節にぴったりなお酒になるはずです。

まだ暫定版ですが、ラベルや瓶などのお酒の外見も、青を取り入れた爽やかな色調に事前にアレンジをしました。
爽やかで、涼やかな味わいのイメージが伝わりますでしょうか(笑)??

まずは担当営業の鈴木様から事前説明を受けました。
お酒造りの全体の工程の中で、どの工程をするのかを良く理解してから、
いよいよお酒造り体験がスタート!

まずは蒸し上がったばかりの酒米を冷却する「放冷作業」を行います。
手作業で蒸し米をさらし台に広げていくのですが、これが手をヤケドする程に熱いんです…(汗)。
アチッ、アチッとなりながらの辛い作業でしたが、お米の成分のおかげで手のひらがスベスベになりました。

蒸し米の状態の確認のため、ひねり餅をつくりました。
一般的に蒸し米が硬ければ「辛口」、柔らかければ「甘口」のお酒に仕上がります。
食べてみると程良く硬い…、これは想定通りのスッキリ辛口なお酒になってくれそうです!

その後、蒸し米を扇風機で適温まで冷ました後、「掛け米」として仕込みタンクに投入します。
この作業がいわゆる「三段仕込み」の最後に行う「留め仕込み」となります。

 

杜氏さんの力を借りながら「櫂入れ」。櫂棒で仕込みタンクをまんべんなく混ぜる事で、
温度を均等にして、安定して発酵しやすくなります。

お酒の神様に美味しいお酒に仕上がる様にお祈りして、無事、お酒の仕込み体験が終了しました!

関谷醸造の鈴木様はじめ、こしき倒し直前にも関わらずご対応いただきました蔵の皆様、
ゴールデンウィーク最終日にも関わらずご参加いただいた方々、
誠にありがとうございましたm(__)m!

今回仕込まれた「一(いち)夏酒版」の発売は、2カ月後の7月上旬頃の予定です。
一(いち)が「夏酒」という新たなる一歩を踏み出します。果たして出来栄えはいかに!?
詳細はまたこちらのブログでご案内させていただきますので、ぜひご期待下さい!