平成の時代を、平成の熟成古酒で振り返る「白老 平成20年度醸造 甘口純米熟成酒」

蒲郡の酒屋「まん天や」の日記ブログにお越しいただきありがとうございます。木村です。

平成が終わるまで残り3週間と少しとなりました。
テレビやラジオ等のメディアでは「平成で最も売れた〇〇は?」等、
平成の時代を振り返る特集を目にする事が多くなりました。

こういう平成の振り返り特集を見ていると、
「自分もこの曲が流行ってた時こんな事してたな~」とか、自分史も振り返える事が出来ますね。

このようなテレビ特集で必ず映し出されるのは、
当時内閣官房長官の小渕恵三さんが「平成」の色紙を掲げている場面です。
それを見て私も、平成の始まりの当時の自分を思い出します。

昭和天皇がご崩御されたという事で、日本全土が喪に服した重苦しい雰囲気で、
いつもやっているバラエティ番組が全て報道番組に変わっていて、
当時11歳だった私は、これから何が起こるのかという不安で怖かったのをよく覚えてます。

唯一予定通り流れていた番組は当時NHK教育テレビ(現Eテレ)の「みんなのうた」だけで、
新井満さん歌唱の「展覧会で逢った女の子」が流れていたのも事も、鮮明に覚えてます。
(その新井満さんが「千の風になって」の作曲者である事を後から知りビックリしたのも良い思い出です)

…昭和から平成に変わった当時に比べると、平成が令和に変わる事が決まってからの残り一ヵ月間は、
人それぞれが思い思いに30年以上続いた平成の歴史に思いを馳せ、新時代「令和」への目標を掲げる等、
心や時間にゆとりを持って豊かに穏やかに過ごせる期間だなぁと実感しております。

まん天やもちょうど今年2019年で創業90周年です。
これまでの歴史に感謝をして、これからの新時代に夢を持って邁進していきたいと思います。

 

さて本日は、平成を振り返る時に日本酒を呑みながら…、なんて方におススメのお酒のご紹介です。

白老 平成20年度醸造「幸せ囲い」甘口純米熟成酒 専用箱入り 720ml

・原料米:五百万石・日本晴れ(精米歩合65%)
・アルコール度数:17%
・日本酒度:-8 酸度:1.9 アミノ酸度:1.8
・価格:1,500円(税別)

 

常滑市の歴史ある酒蔵「澤田酒造」様で平成20年度に醸造された後、
濃厚な黄金色になるまで熟成された、甘口の純米原酒の熟成古酒
まさに平成後期の10年間がこのお酒の熟成に費やされております。
しっかりしたボディの中に米の甘みが広がり、まったりとした余韻が味わえます。

私も平成を日本酒を呑みながら振り返ろうと実際に飲んでみましたが、
古酒と言うわりにはスッキリとした甘さで癖もそれほど無く、
冷やしても温めても飲む事が出来る、「古酒の入門編」と言えるお酒と感じました。

個人的には冷やしてチビリチビリと単独で飲むのがおススメですが、
もちろん料理との相性も良く、澤田酒造様によると、
味の濃厚な料理、特に酢を使った中華料理との相性は抜群だとの事。
私も酸辣湯麺と一緒に合わせてみたい!と思いました。

飲んだ後に幸せを感じていただける様、「幸せ囲い」と名付けられた熟成古酒です。
平成の時代を噛みしめる様に、じっくりとお楽しみいただけたら幸いです。