蒲郡の酒屋「まん天や」の日記ブログにお越しいただきありがとうございます。
木村です。
本日は8月31日、本当に暑かった8月が終わろうとしております。
明日から9月。少しずつでも涼しくなって欲しいと願うばかりです。
そして明日9月1日は「防災の日」です。この日が防災の日に制定されたのは、
元々は1923年の9月1日に発生した関東大震災にちなんだものだそうです。
またこの時期は台風の襲来も多いという事もあり、「災害への備えを怠らない様に」という事で、
この日を境に10月にかけて全国各地で防災訓練が催されます。
私の町内でも自主防災合同訓練が毎年10月頃に開催されます。
今年の4月から私は町内の自主防災リーダーになったため、
今回の防災訓練の実行委員長として、訓練内容や段取り等の打ち合わせを、
約一ヵ月前から断続的に行っておりましたが、
締切り直前の昨晩、何とか訓練内容を確定する事が出来たので、ひとまずホッとしております。
その中で、今回新たに訓練としてやってみる事になったのが「ダンボールトイレ作り」です。
毎年の訓練では、防災倉庫に常備されている「仮設トイレの組立訓練」をしているのですが、
組み立てるのに大勢の人の力と30分程の時間が掛かるため、
「子どもや女性の方でも出来る、もう少し手間のかからない仮設トイレは無いか?」と
蒲郡市の防災課の方に相談したところ、教えていただいたのがこの「ダンボールトイレの作り方」でした。
「これならお子さんでも工作の感覚で楽しく作れるのでは?」
「2Lペットの空きダンボールならご家庭でも馴染みがあるなぁ。」
身の周りにあるダンボールの空き箱で、誰でも手軽に作れそうな点、
なおかつ資源の再利用が出来るという点が気に入り、今回の防災訓練に取り入れてみようと思いました。
でもこのダンボールトイレ、本当に簡単に作れるものなのか?
そこでまず、防災課からいただきました資料を参考に、自分でダンボールトイレの見本を作ってみました。
まずは同じ銘柄の2L×6本入りのペットボトルの空きダンボールを2つ用意します。
うちは7人家族で2Lのお茶や水は毎週1ケースのペースで開いてしまうので、割りと簡単に準備出来ました。
一つのダンボールを逆さまにして、もう一つのダンボールの内側にはめ込んでいきます。
グイグイと力を掛けながら少しずつ押し込んでいきます。
一気に押し込むと外側のダンボールが破れてしまうのでご注意ください!
奥までダンボールがはめ込まれたら、外側の上ぶたの部分をガムテープで補強します。
これでダンボールトイレの基礎となるボックスが出来ました。
その後、ボックス上部を便座となるように、カッターで切り取って穴を開けたら、
ダンボールトイレの外枠が出来ました。
試しに座ってみましたが体重60kg以上の私でもつぶれる事なく座る事が出来ました。
不安な場合は便座部分をガムテープで補強すると良いです。
最後にゴミ袋を中に敷き詰めたらこれで完成!
脂を固める凝固剤があれば、それも袋の中に入れておくと、排せつ物の処理の時は便利です。
作成にかかった所要時間は約10分。これならどなたでも手軽に楽しくつくる事が出来ると思います!
市の防災課の方のお話しによるとダンボールは、
トイレの他にもベッドやパーテーション(仕切り)が作れる、汎用性に優れた「防災用品」だそうです。
んん~ダンボール、侮るなかれ!ですね。
このお話しを聞いて、今までダンボールは廃品回収等に残らず全て出しておりましたが、
これからはダンボールも全ては廃棄せず、防災用として家に少し残しておこうと思いました。
8月31日の今からではもう遅いかもしれませんが、夏休みの宿題の自由課題とかで、
「ダンボールを使った防災品」っていうのも、良いテーマかもしれませんよ(笑)。