<夢吟香のバケツ稲チャレンジ🌾>11月13日。終わらない「もみすり」・・・何て重労働なの(汗)。

蒲郡の酒屋「まん天や」の日記ブログにお越しいただきありがとうございます。
木村です。

かれこれ25年以上前になりますが、
私、蒲郡中学在籍時は軟式野球部に所属しておりました。
ポジションはライトで打順は8番、いわゆる「ライパチボーイ」だったのですが、
野球は大好きでしたので、投げたり打ったり、毎日のように軟式ボールを手にしていました。

社会人になってからも20代の頃は草野球やソフトボールなどをしてましたが、
30代になるとゴルフのお誘いの方が多くなり、次第に草野球からは遠ざかっていきました。

そして40代になった今、このような形で軟式ボールを再び握る事になるとは…。

左手にはグローブ…、じゃなくてまさかのザル!

 

そうです。本日は「まん天や定休日」という事で、ただ今「夢吟香のバケツ稲チャレンジ」の真っ最中。
前回のブログ「脱穀」をして稲穂から取り外した籾(もみ)を、
今回は「もみすり」をしてもみ殻を外していき、「玄米」の状態にしていきます。

そしてなぜ軟式野球ボールを握っているのか?それを籾が入ったザルに突っ込んでいるのか?
JA様作成のバケツ稲マニュアルによると、実は「もみすり」を手作業で行う際の道具で、
「軟式野球ボールがすり上げる時の力のかかり具合がちょうど良い」のだそうです。

試しに、色んなものでもみすりしてみましたが…、

ゴルフボール。小さ過ぎて力が入りません。

 

長男のコマ。これも力が入りません。

 

色々試した結果、やはり軟式野球ボールの形が一番力が入りやすく、
それも適度な弾力があるためお米が割れるのを防いでくれそうな気がします。

そしてすり鉢の中で「もみすり」すると、もみ殻が鉢の中に溜まってしまい、
どれだけ玄米になったか分かりずらかったため、
すり鉢ではなく、百均ショップのザルとガラスのボウルを重ね合わせて、
ザルの中でもみすりされて出てきたもみ殻が、
ザルの隙間から下のボウルに落ちて溜まっていくようにしました。

玄米になった夢吟香。上の食用米と比べると心白が大きい。

 

ザルに一掴みずつ籾を入れ、ゴリゴリと音を立てながら、軟式野球ボールで回してすり上げていきます。
籾を多くザルに入れ過ぎると、籾がザルに接する面が少なくなって、もみ殻が外れにくくなってしまうので、
このやり方ですと一度に多く「もみすり」する事が出来ません。少量ずつ、丁寧にやっていきます…が、

これが全く、はかどりません!!

少量ずつでも、もみ殻はなかなか取れません。2時間ほど頑張りましたが、200粒くらいしか玄米に出来ませんでした。
「ハイボールグラス2杯分の籾を玄米にするまで、この作業をあとどれくらいするんだろう…。」
それを思うと心が挫けそうになります。

また、この作業をずっとやっていると自分が「妖怪小豆洗い」になったようで虚しくなってきます…。

妖怪小豆洗い(出典:水木プロ)

 

バケツ稲の問い合わせ室にも、「もっと効率的にもみすり出来る方法はないか?」という質問が一番多いそうです。
しかしバケツ稲に長年携わってきたJA様をして、手作業で一番効率的なやり方が、
この「軟式野球ボールとすり鉢ですり上げる方法」だという事ですので、
私ももう少しこの方法で頑張ってみたいと思います。

でも夜中にゴリゴリとこの作業をやったら本当に妖怪扱いされてしまうので、今日はここまで(笑)。
まだまだ先は長いですが、もみすりが完了し全て玄米になったらまたこのブログで報告させていただきます。