蒲郡の酒屋「まん天や」の日記ブログにお越しいただきありがとうございます。
木村です。
先日の2018年6月18日の朝、大阪北部を震源に発生した震度6弱の大きな地震が発生しました。
この震災による被害状況はテレビや新聞のニュースで報じられている通り、
震源地近くの各地で火災が発生したり、ブロック塀の倒壊や家具が倒れた事で多くの死傷者が出ました。
まずは、この度の地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
そして被災によりお亡くなりになられた方々のご冥福を心からお祈りいたします。
私は蒲郡に生まれ、10代後半まで蒲郡で育ちましたが、
京都への大学進学を機に蒲郡を離れ、そのまま大阪の酒類流通会社へ就職したため、
1996年から2016年末まで約20年間は関西に、特に今回の地震で被害の大きかった地域に住んでおりました。
2018年6月現在、私は41歳なので、これまでの人生の約半分を過ごした「第2の故郷」とも呼べる地です。
お世話になった方々や、今でも交流の深い友人も数多くいらっしゃいます。私の妻の実家もあります。
大阪の茨木市に住む大学時代からの友人からは、倒壊した自宅の塀の写真が送られてきましたが、
これには私もショックを受けました。
その友人の家では、ガスは6月21日現在でも不通の状態で、重油ボイラー設備のある銭湯が大忙しだそうです。
テレビでも連日被災地の状況が伝えられております。
昔から見慣れた大阪駅では、全ての電車がストップして改札前に立ち往生する大勢の人達、
数年前「淀川マラソン」参加した時、折り返し地点だった淀川大橋は、夕方徒歩で帰宅する人達で溢れ、
水道管の破裂によって陥没した道路…、そんな光景が繰り返し映し出されるたび、
自分たちは常に災害と隣り合わせの「日常」を過ごしている事に気付かされます。
そのテレビからの映像の中の一つに、コンビニか酒屋さんの被災の状況だと思うのですが、
お店の陳列棚からお酒が落ちて床に割れた瓶やお酒が散乱している様子がありました。
これを見た時、「もし蒲郡に地震が来た時、うちのお店はどうなっていただろう?」
「津波が発生した時、どこにどう避難すれば良いか?」
「そもそも普段からの防災対策は出来ているのか?」
と色々と考えてしまい、不安な気持ちになりました。
私はこの4月から消防団と兼任で、蒲郡駅北地域の自主防災会のリーダーをさせていただいているのですが、
現在のところ防災倉庫の鍵の管理をするようになっただけで、具体的な活動や勉強はまだなにもしていません。
こんな感じで普段の防災活動や、実際に災害が起こってからの陣頭指揮が執れるものなのか…。
気持ちが焦ってきた、そんな時でした。
地震があった翌日の6/19、近所の公民館で防災講座が開かれると聞いたため、
仕事の合間を縫ってそれに参加させていただきました。
テーマは「大地震に備えて、家具の転倒防止対策」でした。
近年発生した大きな地震で「家具の転倒・落下等」によりけがをされた方は、
全体の3~5割を占めるそうです。
それを未然に防ぐための対策方法を先生に講じていただきました。
そして、近年高確率で起こる事が想定されている
「南海トラフ巨大地震」の被害予想などのお話もありました。
「まずは隗より始めよ」という事で、これから自分の家の家具や、お店の什器やディスプレイなどの
転倒・落下対策がきちんと出来ているかどうかのチェックから始めていきたいと思います。
こちらのブログでも、今後不定期ではありますが、
当店の防災対策について随時報告させていただこうと思っております。
防災リーダーとして半人前の身ですが、ぜひご自身の防災対策のご参考にしていただければ嬉しいです。