蒲郡の酒屋「まん天や」の日記ブログにお越しいただきありがとうございます。
木村です。
新型コロナウィルスの感染拡大の予防策として、
昨日からうちの長男は毎朝体温を測り、
その体温を書いた用紙を学校に提出するようになりました。
「これはいい感染予防対策だ!」と思い、
私も今日から毎朝体温を測る事を日課に取り入れました。
この状況がいつまで続くか分かりませんが、
お店に立ち接客する立場の人間としての義務として続けていこうと思います。
…さて、本日はシェリースタイルで造られた、
ちょっと珍しいスペインの辛口白ワインのご紹介です!
「アルベアル フィノ セーべー」750ml
【生産地】スペイン・アンダルシア州
【クラス】DOモンティーリャ モリレス
【葡萄品種】ペドロヒメネス100%
【タイプ】白・辛口 【アルコール度数】15%
【概要】酒精強化せずにぶどうの糖分のみで自然発酵させ、ソレラシステムで約5年熟成。
アーモンドの様な芳醇な香りに柔らかな口当たり、キレのある余韻のシェリースタイル白ワイン。
【価格】1,800円(税別)
瓶の見た目、そして名前はまさに「フィノ(辛口シェリーの意)」なのですが、
実はこの「アルベアル フィノ セーべー」はシェリーワインの製法過程にある
酒精強化(=腐敗防止や味に個性を持たすため醸造過程でアルコールを添加する事)をしておらず、
ペドロヒメネス種の糖分のみで自然にアルコール分を15%まで発酵後、約5年間樽で熟成させた、
「辛口シェリースタイル」の白ワインなのです!
(コルクもシェリースタイルでこんな感じです)
グラスに注いでみますとレモン色の色調で、
アーモンド、ナッツ、焼き立てのパンの様な香ばしさが上品に香ってきます。
香りから想像してみると非常に濃厚で余韻の長い甘口の味を想像したのですが…、
意外にも非常に軽快で辛口!そして最後にスッキリ切れる感じは、まさに辛口白ワインの余韻です。
シェリーは食前食後に飲むイメージでしたが、このフィノでしたら、
シーフード料理や塩の効いたハムなど、食中酒としても幅広く合わせる事が出来ると感じました!
まさに「シェリーと白ワインの合いの子」といった感じでしょうか。
色調、香り、口当たりはシェリー、余韻は白ワインと、
それぞれの良いところを上手く役割分担して表現している一本です。
「アルベアル フィノ セーべー」。シェリーの入門編としてもおススメですよ!