蒲郡の酒屋「まん天や」の日記ブログにお越しいただき、ありがとうございます。
木村です。
大型で猛烈な勢力の台風18号ですが、
どうやら今週末に蒲郡をかすめるように日本列島に上陸する可能性が高いようです。
JRをはじめとする公共交通機関の中には、
この時点で12日の計画運休を検討する動きもあるようです。
これらの状況を鑑みて、当店も12日(土)の営業をどうするか検討します。
通常営業か、あるいは10~14時の短縮営業か、もしくは完全に休業とするか、
明日11日には正式にご案内させていただきます。
恐れ入りますがご了承のほど、よろしくお願い申し上げます。
…さて、本日は当店でこの10月より新たにお取り扱いさせていただく事になりました、
広島県竹原市の歴史ある地酒蔵「中尾醸造」様が造る、
「100%地元産雄町米」の旨味豊かな日本酒のご紹介です!
「誠鏡 純米雄町八拾 生詰原酒 (番外品)」720ml
【原料米】竹原仁賀地区産「雄町」100%
【精米歩合】80%
【日本酒度】+3.5 【酸度】1.4
【アルコール度数】16度
【概要】精米歩合80%で、地元産の雄町の濃醇な味わいを引き出した無ろ過生詰原酒。
【価格(税別)】1,420円
*2019年10月より当店で新規お取り扱い開始の酒蔵「中尾醸造」のお酒です!
広島県竹原市は「安芸の小京都」と呼ばれ、国の重要文化財にもしていされている
古い文化的な町並みが残る町です。
清酒「誠鏡(せいきょう)」を醸す中尾酒造様は、
その竹原の地で創業して以来、約150年間こだわりの酒造りを続けています。
(現在の竹原地区 ~中尾醸造様ウェブサイトより~)
中尾醸造のこだわりの一つとして挙げられるのが、地元米「雄町」を使った酒造りです。
もともと雄町は1859年に岡山で生まれ、その後竹原に伝わりました。
雄町は現在酒米としてポピュラーな「山田錦」や「五百万石」のルーツの酒米です。
しかし野生種であることから病弱な品種で、稲の背が高いため倒伏もしやすく、
栽培が難しいという事で生産量が激減、一時は「幻の酒米」と言われる事もありました。
しかし現在は中尾醸造様を含めた多くの酒蔵の努力によって復活しています。
中尾醸造様が地元である竹原仁賀地区で5つの契約農家と共に作る雄町の特長は、
「ふくよかで円みのある旨み」「幅のある複雑な味わい」「深いコク、長い余韻」
「米の甘みと酸味との調和」「熟成を経て開く旨み」
この5つを挙げておりますが、今回ご紹介するこの「純米雄町八拾 生詰原酒 」は、
これらの特長を全て余すところなく体現している日本酒だと感じました!
奥行きのある旨味と、爽やかな酸とのバランスが取れた、複雑な味わい。
無ろ過である事、半年熟成した生詰め原酒である事も相まって、
ズシっと来て、ジワ~っと広がる濃醇辛口です。
「実りの秋」のイメージにぴったりな味わいです!
こちらのお酒は秋のみの季節限定酒だそうですので、ぜひこの機会にお試し下さい。
もちろん当店で試飲も出来ます。ぜひお客様自身で味わいをお確かめくださいませ!
(注意)お車を運転される方は試飲出来ません。