「禍(わざわい)は口より出て、病は口より入る」と心に戒めて行動します。

蒲郡の酒屋「まん天や」の日記ブログにお越しいただきありがとうございます。
木村です。

当店のレジスペースには日めくりカレンダーを吊るしてあるのですが
その日めくりには一枚一枚に、多種多様な格言やことわざが書いてあります。
「失敗は成功の母」、「工夫というものは無限にある」等、
毎朝日めくりをめくる毎に私はそれを見て気合いを入れています。

その中で、前々から私が気になったことわざが、

「禍(わざわい)は口より出て、病は口より入る」

という言葉です。

 

調べてみると、このことわざは中国の古い政治家が残した言葉で、

「口には2つの役割があり、一つは言葉を発する事で、もう一つは飲食物を取り込む事。
不注意な言葉を発するとわざわいが生じる事があり、飲食を慎まないと病気になる事がある。
だからこそ、普段から自分の口を出入りする物事には注意を払わないといけない」

本来はこのような意味を持つことわざですが、
私はこのことわざを見た際、現在の新型コロナウィルスの感染拡大が頭に浮かんできました。

このことわざで言っている「禍(わざわい)」とは、実は「新型コロナウィルス」の事で、
中国の古い政治家は、暗に現在のこの世界的大流行の状況を予言していたのではないか、と。

くしゃみや咳などで口からウィルスが飛び散り、他の人の口からウィルスが入り感染する、
そして多くの人に病気を引き起こしながらどんどんと禍(わざわい)が世界に広がっていく、
「不摂生な食生活や不注意な発言を慎め」ということわざの持つ本来の意味とは違いますが、
まるで現在の新型コロナウィルスの感染状況を表したような言葉だと感じました。

それと同時に、「口」は自分を守る上で本当に大事な器官であり、
他人を守る上でも、大切に取り扱わなければいけない器官である事を、
恐怖をまじえながら教えてくれている言葉であるとも感じました。

 

…私自身も、今後も新型コロナウィルスの感染拡大防止に向けて、

・第一に、自分を守るため、口(鼻や目も)を不用意に手で直接触らない。
・第二に、他人に移さないため、マスクなどで口からの飛散を防止する。

以上の事を引き続き必ず守っていきたいと思います。

「禍(わざわい)は口より出て、病は口より入る」のだから。