<夢吟香のバケツ稲チャレンジ>7月18日 バケツ毎に成長の差が出てきました🌾

毎度蒲郡の酒屋「まん天や」の日記ブログにお越し頂きありがとうございます。
木村です。

ブログの更新が一週間も止まってしまい申し訳ございません<m(__)m>。

ここ最近、九州北部をはじめ、日本列島各地で豪雨や竜巻などが相次いで発生し、
それによる甚大な被害が連日ニュースで報道されております。
昔から梅雨の末期に入ると、大雨等が多くなると言われておりましたが、
近年は、その大雨の程度や頻度が昔に比べて異常なほど増大していると感じます。

今回の日本列島を襲った豪雨も、地域の生活インフラに大きな爪跡を残し、
大勢の方の命が奪われてしまいました。
多くの農家も田畑が水没して、せっかく育ててきた農産物が台無しになる等の被害を受けました。
これらの農業被害は、私たちの食卓にも徐々に影響が出てくる事と思われます。

お酒の販売をする立場の私にとって、
杜氏さんが技術を駆使し、麹菌や酵母など自然界の力をコントロールしながら美味しいお酒をつくり出す様を見て、
自然の力の「素晴らしさ」に感嘆する事は多かったのですが、

今年の豪雨であらためて、自然の力が、
人の力では手に負えないほど強大な力になった時の「恐ろしさ」を感じました。
梅雨は毎年やってきますが、もはや「梅雨はジメジメして嫌だよね~」というグチをこぼすくらいでは済ます事の出来ない、
恐ろしい自然現象になってきているような気がします。

今まで当たり前に人が出来ていた事が、自然の力のさじ加減一つで全く出来なくなってしまう恐怖すら感じました。

当たり前に日々生活出来ている事、ご飯が食べられる事、お酒が飲める事…、
そのためには自分が健康である事ももちろん大切ですが、
何らかの形で自然と向き合い、自然と仲良くする事で、自然がもたらしてくれるものについて日々考える事が大切なのかな、

…と、ブログも更新せず自分なりに考えていた、この一週間でした。

 

さて、私が現在、唯一自然と向き合っている「夢吟香のバケツ稲チャレンジ」ですが、開始からはやくも一か月が過ぎました。
バケツも4つに増え、土の配合も変えた前回の報告から約2週間過ぎましたが、果たしてどうなっているでしょうか?
下は7/18時点の稲の写真です。

バケツによって成長具合に差が出始めてきました。。
順調に50cm近くまで育ってきているバケツもあれば、
30cmくらいの高さまでしか育っておらず、苗もヒョロヒョロと細長く頼りなく、
少し緑から茶色が混じってきているバケツもあります。

一番生育の悪いバケツ稲を覗いてみると…、

緑色の藻が水の表面を覆いつくしてました!!

これは「アオミドロ」という藻の一種で、一定以上の養分と温度があればどこでも繁殖します。
稲への害はありませんので、そのまま放置しておいたのですが、、
最近の気温の上昇で、いつの間にかバケツ一杯になるほど大量繁殖していました!

JA様ホームページの「バケツ稲FAQ」を確認してみると、
「アオミドロがバケツの表面を覆うほどに増えると、
土に日光が当たらなくなり、稲への栄養が少なくなってしまいます。
その場合、水と一緒に流し出して新しい水を入れてください。」
と書かれてました。

…なるほど、このバケツ稲は藻に邪魔されて呼吸が出来なかったみたいです。
それでなかなか生育出来なかったみたい。。。
そして一つ、藻の異常繁殖について思い当たるフシがありました。

稲を生育するのに、土には栄養はあまり必要としないようで、
今回のバケツ稲の土も当初、肥料は少ししか混ぜていなかったのですが、
バケツ稲が成長してきたため、バケツを4つに増やして植え分けをした際、
黒土が足らなくなり、近所の百円ショップに売ってた培養土で埋め合わせたバケツが一つありました。

それが今回、藻だらけになって生育が悪くなってしまったバケツ稲でした。
他の3つのバケツに比べ、栄養価の高い培養土が多いため、
アオミドロが繁殖しやすい環境に合ったと思われます。

まるでこのバケツ稲に、私の土作りの手抜きを見抜かれてたようです😥。
すまん、「ソレイイネ4号」(…と名付けました💦)
ものぐさせずに、ちゃんとホームセンターまで行って黒土買ってきたらよかったよ…。

罪滅ぼしに、まずは青い藻が増えてきたそいつの水を全部入れ替え、呼吸しやすくしました。
とりあえずこれで様子を見て、持ち直してくれれば良いのですが、
もしそれでも生育が改善しない場合は、もう一度土を配合しなおそうと考えております。

場所もバケツをローテーションさせて、陽当たりを変えてみました。

7月の末にはいよいよ稲づくり前半戦のハイライト「中干し」を予定しております。
また当ブログにて報告させていただきます。